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屋根の塗装前には業務用の高圧洗浄機を使用して必ず高圧洗浄いたします。屋根にこびりついたカビやコケ、藻、汚れ、ほこりを高圧の水流によって洗い落として、塗料の接着をよくします。洗浄の日は水が飛散するのはもちろん、塗装が始まると塗料が多少は飛散しますので塗装工程が終了するまでは洗濯物の外干しはお控えください。近隣の方には洗浄の日だけ外干しを控えていただきましょう。
多くの屋根には棟板金とよばれる鉄板の部材が使われています。この板金を固定している釘が浮いていた場合は、塗装前にしっかり打ち込み+抜け予防のコーキングを打っておきます。抜けた釘を放置すると板金が飛ばされたり、雨漏りの原因になったりするため、塗装と直接の関係はないですがとても大切な工程です。
屋根材の経年劣化や雨・風及び飛来物の接触、様々な原因で欠けやクラックが発生します。その場合はコーキングで補修します。クラックが大きい箇所は屋根材の差し替えを行う事もあります。クラック補修は下塗りと中塗りの間で行う場合もあり、細かいクラックを埋める補修機能付きの下塗り塗料があるため、先に下塗りをして埋まりきらなかったクラックをコーキング補修するという順です。
屋根塗装における塗料の飛散防止のため、主にビニールやテープ、布などで覆って保護する作業です。屋根の塗装はローラーや刷毛で行うのが主流で、少なからず周りに塗料が飛び散ります。家には塗料が付着すると不都合な場所があり、窓やアルミサッシ、地面や植木などが挙げられます。屋根塗装の場合は特に、近くにある窓やアルミサッシ、ベランダの床面等を注意して養生します。
屋根塗装に関して、多くの塗料が3回塗りの仕様になっております。そのうちの1回目を「下塗り」と言います。下塗りには「屋根材と上塗り塗料との接着剤」や「細かなクラックの補修」などの重要な役割があります。この工程がないとどんなに良い塗料を使っても剥がれたり色ムラが出たりしてしまいます。品質・仕上がりに関わる工程です。
タスペーサーとは、スレート屋根に差し込む雨漏り防止部材です。単に塗るだけだと、本来なら水が流れ出るはずの屋根の重ね目の隙間が塗料によって埋まってしまい、逃げ場をなくした雨水が屋根材を固定している釘などから屋根裏に浸水し雨漏れが発生します。従来の縁切りとは違い、綺麗に仕上げる事ができます。
一般的に中塗りと上塗りは同じ塗料を使用します。便宜上中塗りと言いますが、実際は上塗り2回と同じです。塗料の性能を発揮させるためには必要な工程で、塗料が備えている機能性(遮熱性や高耐候)を持続させる目的と塗りムラを防ぐ目的があります。多くの塗料が下塗り・中塗り・上塗りの3回塗りが推奨されておりますが塗料によっては2回塗りが推奨されているものもあります。
中塗りで均一に塗装できなかった部分を綺麗に仕上げていきます。塗膜に十分な厚みをもたせると共に、塗りムラを防ぎ塗料の機能性を発揮するためには必要な屋根塗装最後の作業です。中塗りの工程でも説明しましたが、大半の塗料が中塗り→上塗りと2回に分けて塗装する事をメーカーが推奨しております。塗りムラを抑え、塗膜を強固にし、機能面や美しさを保つために必須です。
屋根葺き重ね工事の一般的な施工の流れをご案内します。
従来の屋根の上に、下地材を敷き、防水シートを張り合わせます。
化粧、及び、屋根材を伝う雨水の漏水防止に唐草を軒先に飾ります。
屋根材の下に浸水しても漏水を防ぐ為の水切りをケラバ内側に付けます。
屋根材を重ね合わせ葺いていきます。
屋根の頂上、棟周りに下地となる木材を打ち付けていきます。
浸水を防ぐ為、ケラバと棟部分を打ちつけていきます。
屋根葺き重ね工事完工です。
屋根葺き重ね工事完工全体写真です。